1 種別類型:区分所有建物及びその敷地と底地
2 所在:K市
3 土地:100㎡以上
4 建物:居宅(延)150㎡以上 建築年月 築後30年以上経過
5 鑑定評価の条件:現況を所与とする
6 依頼の目的:事業承継にあたって1棟の建物のうち代表の所有する区分所有建物と会社の借地している底地を適正な価格で購入するため。
7 期間:1.5ヶ月
8 55万円程度
9 コメント1:対象不動産の土地上には会社代表の区分建物(居宅)と会社が所有し賃貸している建物(店舗)がある。土地は会社の代表個人の所有である。事業承継にあたって代表個人の区分所有建物と会社に貸付している底地を代表の息子が購入し、複雑な権利関係を解消し、資産を守りながらスムーズな事業承継を目的としたものである。区分建物については積算価格と収益価格を求め、底地については契約期間に応じた収益価格(インウッド式)により求め、両価格を加算して適正な購入価格を求めた。
10 コメント2:相続税における相続財産の価額は、原則相続評価基本通を基によるものとされている。基本土地は路線価と倍率方式をベースとして評価し結果的に地価公示等価格の80%水準となる。建物は家屋台帳に登録された固定資産税評価額によって評価する。ただし、本件はコメント1で述べたように親族間取引に係るものでありかつ類型が区分所有建物と収益を挙げている底地という複雑な権利関係を有し、その解消と事業承継をスムーズに行うために適正な時価を求めた案件である。